2030年の日本のオフィス環境とは?
皆さんこんにちは。
先日とあるセミナーに参加して来ました。
2030年の日本のワークスタイルについて考えるセミナーでした。
「考える」というよりは、
半分は確実にこうなるだろうという、近未来の予言に近いものでした。
現在は2014年ですから、あと16年後の話です。
今は、アベノミクスの偽りの経済政策で、都心のオフィス賃貸需要は活気づいているようです。
但し、これもほんの一瞬だということです。
これからは、オフィス空間がどんどん余ってくるとのことです。
その理由のひとつは、皆さんもご存知の通り、日本国民の人口減少です。
そしてもう1つの理由が、ワークスタイルがこれから劇的に変革してくるからだということです。
どのように変革していくのでしょう。
これからは、場所に関係なく仕事が出来る環境が、もっともっと整備されてくるとの事です。
そうすると、一か所で執務をする必要がなくなって来るので、「執務スペース」が不要となるとの事です。
その代りに、皆で集まり交流により生産性が上がる場、例えば談話スペースやミーティングルームが増えるだろうという事。
近い将来、今カフェ事業展開している「SB」や「TR」などの業者がスペース提供を事業として行うだろうとも言われていました。
つまり、スペースの確保に、より生産性が求められてくる時代になると言うことです。
そして、生産性、そこでも仕事が出来るというキーワードが次のこと暗示しています。
生産性の低い業務はこれからどんどんアウトソースされていくという事です。
しかもそれは日本ではなく海外、即ちフィリピンやインドネシア、インドなどにです。
アイデアを見出せる人、ビジネスモデルが創出できる人、クリエイティグな発想が出来る人がこれからの勝ち組となっていく。
今回のセミナーに参加し強く、そう感じました。
因みにITですが、
一部のエンジニアを覗く殆どのエンジニアは、今のままだと海外のワーカーに仕事を取られてしまいそうです。
ネットワークエンジニ系の方も要注意です。
オフィススペースがなくなるのでオフィスのネットワーク環境(機材なども)が徐々に必要なくなります。
今回のセミナーに協賛されていた、ネットワーク機器販売大手のシスコさんですが、現在の売り上構成がどうなっているのか、ご存知ですか?
その半分以上は、既にネットワーク機器以外からの収益が占めているそうです。
常に先を見通して動かれているようですね。
有難うございました。