MLM(ネットワークビジネス)を考える
皆さん、こんにちは。
今日カフェで隣の席の若い女の子がビジネスについて話していました。
二十歳位の女の子2名。年齢にしては、しっかり考えているのかなと思いきや、
よくよく話を片耳で聞いていると、そのビジネスとは…
Aムウェイでした。
私はMLMはきちんとしたビジネスだとは思います。否定はしません。但し米国での話です。
何故なら、
米国ではMLMのビジネスモデルが大学の授業で取り上げられ、その仕組みやリターン、リスクについて徹底的に解説されるからです。
残念ながら、日本でのMLMはあまり評判はよくありません。
何故でしょう?
真のビジネスモデルについての説明がなく、「儲けられる」という部分だけのビズネスモデルしか説明されていないからではないかと思います。
本来のネットワークビジネスの理念は、「皆が協力し合い、共に大きな収入を得る」というレバレッジ(テコの原理)が効いた画期的なシステムのはずです。
しかし、Aムウェイを含め、多くのネットワークビジネスでは、被害や苦情が多発している現実があります。それはビジネスモデルの本質を理解できていないディストリビューターと、タイトルなどの「事実上の売り上げノルマ」が存在することが、大きな原因として挙げられるでしょう。毎月の売り上げノルマをクリアしなければ、収入が大きく変動してしまうことから、ディストリビューター(会員)は、必死に商品を売り込むといった「売り込み商法」が行われます。<ここで自身の人脈資源が全て搾収されます>
AムウェイなどMLMで本当に儲けられる人は、ほんのごく一部です。
何故か?
そういうルール・決まりが出来上がっているからです。日本のパチンコやスロットと同じです。既に稼げる人数はマネージメント側で決められているんです。
全ては会社の利益の為です。
この事実を知らない最下層のディストリビューター達は、自分のタイトルを昇格、または降格しない様に維持するために、毎月一定額の売り上げを、それこそ必死に達成するよう様活動します。
しかし、誰も商品を買ってくれない…そんな月が必ず出てきます。この場合は、自らで消費の裏づけのない大量の商品を買い込むと言った、自作自演の売り上げ達成するという負のスパイラルに落ち込みます。また、アップラインの売り上げは、ダウンラインがいかに商品を購入するかに依存しています。そのためアップラインから、商品を買い込む様にプレッシャをかけられ、その結果「必要のない商品までも買い込むのです。<ここで自身の金融資産が搾収されます>
そうです。AムウェイなどのMLM企業の最大の顧客とは、即ちディストリビューター達そのものなのです。
囲い込みのコミュニティーマーケティングに近いものがあります。
もしMLMをやるのであれば、自分が主催者側となることです。または売り上げノルマが一切なく、誰もが無理なく、かつ努力が確実に収入に反映されるネットワークビジネスに参加すること、それがMLMで成功するための秘訣です。
有難うございました。