東南アジアのスマフォ活用のリアル
日本では、今では当たり前の様にスマフォが生活に浸透しており、
中には敢えてガラケーに切り替え直すユーザーも多いと聞きます。
日本では情報ネットワーク、インターネットにアクセスするチャネルがいくつもあり、殆どの人はそれを選択できる状況にあります。
一方、最近発展が目覚ましいベトナムやカンボジア、フィリピンなどの東南アジア諸国でも、情報化の波が押し寄せていますが、
彼らにとって情報にアクセス出来る情報端末は決して安価なものではない為、よくよく吟味して端末を選ばれているようです。
そんな中で・・・
よくフィリピンに行かれる方が現地の知人にふと思ったことを聞いたそうです。
『Facebookは使っていますか?』
そう質問すると、言質のフィリピン人は、
『えっ』
という非常に変な顔をしたそうです。
何故かというと、フィリピン人は赤ちゃんからお年寄りまで、殆どの人がFacebookアカウントを持っているようなのです。
出稼ぎなどで離れ離れになることが珍しくないため、家族とのコミュニケーション目的に使っているようなのです。
それにしても、赤ちゃんがFacebookアカウントを持っているというのは驚きです。
これは親が代理で登録しているようです。
そして、このコミュニケーションツールがフィリピン人ファミリーの中で非常に重要なものとなっているのです。
パソコンを持っていない人は、スマートフォンやインターネットカフェでFacebookをやっているようです。
実際、インターネットカフェを覗いてみると、デジカメからFacebookにひたすら写真をアップしている女性がいるとのこと。
フィリピンではパソコンはまだまだ高級品です。そこでスマフォが急激に浸透しているとのこと。
そこで電話機能に加え、インターネットなどの情報ネットワークアクセスも可能で携帯性に富んでいるスマフォは、フォリピン人には必須アイテムなのだそうです。
それでもスマフォをゲットするには、一般企業に勤めるフィリピン人の月給2か月分に相当するとのこと。
フィリピン人の家庭の特徴として、『チームワーク』が挙げられます。
一家の中で一番稼げるお父さんやお母さんが仕事をして、赤ちゃんの世話は兄弟や祖父母がやってくれる、といった棲み分けが自然とできているようです。
そんな中で、私達日本人よりもフィリピン人の方がフル活用しているのかな、と思いました。
本当にフィリピンではFacebook利用者が多いのか?
早速調べてみました。
すると、何と国別のFacebook利用者数を比較したところ、フィリピンは世界8位で約3千万人。
一方、日本は世界20位で約1,300万人。
日本の人口は約1億2千万人に対し、フィリピンの人口は約9千万人。
人口比率でいくと、日本は約10人に1人が利用しているのに対し、フィリピンではなんと3人に1人が利用しているということになります!
インターネットやパソコンなどの環境面では圧倒的に日本が有利なのに対し、この普及率の逆転現象には驚きました!
ちなみに、生活環境が日本とさほど変わらない台湾では、Facebook利用者数は世界18位で約1,300万人で、人口は約2,300万人。
なんと、1.8人に1人がFacebookユーザでした。
日本は意外とまだまだFacebookが普及していないということですね!
アジア進出時のマーケティングツールとして、Facebookはまだまだ活用する余地がありそうです。
最後に、このFacebook利用率の上位20位までのランキングはこちら: http://on.fb.me/XonuR4
有難うございました。