ミャンマービジネス成功の秘訣!
皆さん、こんにちは。
本日は海外ビジネスの最新動向について皆さんにシェアしたいと思います。
アジア最後のフロンティアとして年々注目度が増すミャンマー。
しかし、現実には思った以上の課題をクリアにしていかなければならないことが多いと聞きます。
特に最近一番の脅威は、シンガポーリアンの進撃的進出だそうです。
ミャンマービジネスに不可欠なのが、地元ミャンマー人パートナーと手を組むことですが、
決まりかけていた契約もフットワークと財力を武器に、シンガポーリアンが横から入って全て持って行ってしまう、
そんなことが珍しくないとの事です。
そもそも何故、シンガポーリアンの進出が多くなってきているのか?
日本人よりもシンガポーリアンのほうが、ミャンマー投資に有利な理由があるからです。
それはシンガポールが税制上、ミャンマー進出に有利になる制度が整っていることが上げられます。
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租税条約について
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租税条約については、詳しく知りたい方は検索などをして調べられるといいと思いますが、
シンガポールはミャンマーと租税条約を結んでいるので、ミャンマーで支払う源泉税と、
そしてシンガポールで支払う法人税の二重課税がなく、
税額の合計が低く抑えられることになります。
ちなみに、日本はミャンマーと租税条約を結んでいないので、
ミャンマー事業で得た利益を日本に持ってこようとするとミャンマーで支払う源泉税と、
日本で支払う法人税を合わせて約半分が税金として持ってゆかれることになります。
ですから、ミャンマー事業、ミャンマー投資で得た利益はシンガポール法人で留保するのがいいという訳です。
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シンガポールではキャピタルゲイン課税がない
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キャピタルゲインというのは、債券や株式などの資産を売却した際の利益のことです。
シンガポールでは、株式の売却益、配当、ともに非課税です。
このことは、例えば、なんらかの理由でミャンマーから撤退、となったとき、
あるいは、株式を売却する際などに、シンガポール法人に回収すれば、投資回収が最大化されることになります。
日本では、キャピタルゲイン課税は約20%ですから、手元に残る税引後の利益の違いは大きいですね。
以上から、今回学びとして得られる事としては、
シンガポールに会社を作って、ミャンマーにはそのシンガポール法人の子会社として進出することで、
シンガポーリアンと同様なメリットを得られるようになるということです。
1.シンガポールはミャンマーと租税条約を結んでいること。日本は結んでいない。
2.シンガポールではキャピタルゲイン課税がないこと。日本では約20%課税される。
以上2点を考慮することで、シンガポーリアンと同じ土俵に立つことが出来るようになります。
有難うございました。