SNSが自分の世界を変えていく!
最近はツイッターやFacebook、LINEなど、情報を拡散・共有してくれるツールが多くあり、便利になったものです。
でも本当の意味で、それらを戦略的に使いこなせているかとユーザー全体の半分以下ではないかと思いますが。
最近これらSNSを上手に自分の戦略的ツールとして使いこなし、注目を集めているアーティストがいます。
スプツニ子!というアーティストご存知でしょうか?
彼女はすでにテクノロジーとアートの分野において名前が知られております。
日本のメディアだと情熱大陸で取り上げられたことがあります。
他にも、米Advertising Age誌の「2011年世界のクリエイティブ50人」に選出。
伊Rolling Stone誌の「今後10年に最も影響を与えるデザイナー20人」に選出。
2014年、日経ビジネスから日本の主役100人に選出。
など、何かと注目されている女性です。
そのスプツニ子!さんによる講演が先日あったので、参加してみました。
実際話を聞いてみると、まだ若く容姿も淡麗な彼女の話にはキレがあり、とても興味深い内容を色々話してくれました。
彼女のバックグランドを知って驚きました。
東京生まれのイギリス人と日本人の間に生まれたハーフの女性。
アーティストでありながら、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア研究ラボ助教でもあるというのです。
その彼女が世界的に有名になったきっかけを話してくれました。
それは2010年に発表された「生理マシーン」という映像作品。
その映像にはストーリーがあって、音楽と映像で出来上がっているものです。
内容はというと・・・
女装好きの男性タカシが女性の外見だけでは飽き足らず、女性特有の生理まで体現したいと考えた。
そこで、生理を擬似体験できる装置をつくり、それを装着して街に出るという作品です。
何だかよく分からない内容だですが、今までにない斬新な内容です。
彼女は大学の卒業制作にこの作品を作り、その作品をYouTubeに乗せたことろ、たちまち広がって大反響となったとのことです。
WIRED誌などが取り上げたおかげもあって、一気に拡散。
1週間で20万回以上、再生されたそうです。
それが東京都現代美術館の目にとまり、ニューヨーク現代美術館の目にとまり、といったようにどんどん有名になっていったとのこと。
作品をYouTubeにアップしたことがきっかけで、どんどん広がっていったというわけです。
もちろん、作品自体が素晴らしいということは前提ではあるが、それをYouTubeに公開したことが大きい。
そして、
言葉よりも「映像と音を主体としたコンテンツ」は、容易に世界に拡散しやすいということを彼女は実証したのです。
有難うございました。