富裕層の顧客リストについて
「富裕層の顧客リスト」。
呼び名だけで、なんだかすごく価値ありそうな情報そうですよね。
多分、もしこのようなリストが手に入ったならば、色々なビジネスに利用できそうだという事を考える方もいるでしょう。
でもそんなリスト、プライベートバングや富裕層向けヘッジファンドくらいしか持ち合わせてはいないだろうと考えてしまいます。
そういったところはセキュリティーに対するコンプライアンスも高く、滅多に漏えいすることはないと思います。
ただし、意外にもそういったところの他にも富裕層の個人情報は集まるものです。
先日、大阪市で交際クラブを営業していた「エッセンス倶楽部大阪」の経営者が売春防止法違反の疑いで、大阪府警に逮捕されました。
男性会員のほとんどが、医師、会社社長、弁護士、会計士、プロスポーツ選手らで構成されるといい、
男性会員は約250人というが、ステータスのある富裕層が多いと見られ、選んだ交際クラブを間違えた?
ばかりに後々、冷や汗をかくかもしれない事態を引き起こしてしまうことになっています。
すでに名簿類のデータは府警に押収されていることは間違いないとのこと。
いかがですか?
しかも出元が交際クラブとなると、登録されていた富裕層の方々はヒヤヒヤものですよね。
警察の生活安全部門では、交際クラブを立件することは難しいと一般的にはされていました。
自由交際をうたっており、その範囲内で金品がプレゼントされたということであれば、直接的に「売春-買春」の成立と判断するのは難しいものもあると言われているからです。
そのため、今まで悪質なものでなければ半ば黙認でした。
しかしどうも最近、潮目が変わっているようです。
要は富裕層に対する監視の目が様々なところで厳しくなってきているという事です。
交際クラブですが「免許証、パスポートなどの公的な身分証と、勤務先の身分証の提出を合わせて求められるところが一般的。
男性会員の属性を高いままキープすることで、女性の質もキープしているんだと感じた」(別のクラブの元会員)といいます。
中には、偽名で申請できるところもあるとはいうが、個人情報の重要な部分はほぼ抜き取られる上に、それは警察の管理の下にあるということは忘れてはいけない。
「その情報を基にして、この事件に関して何かしらの調べを行うということはないでしょう。今後については、どのようになるかはわかりませんけど」と関係者。
国税庁とかに連絡とられたりすると、場合によっては少しまずいことに発展しかねません。
今後マイナンバー制が導入されれば、個人情報の横への横断的な連携も益々スムーズ化されるでしょう。
特に富裕層はターゲットになり易いので注意が必要ですね。
有難うございました。