2020年、「見たくない現実」と備えについて
先月4月22日の日本経済新聞で、
小泉新次郎衆議院議員の言葉が紹介されていました。
小泉議員が言う、2020年以降に次々浮き彫りになってくる
『見たくない現実』とは、いったい何でしょうか。
本日は、小泉議員が問題視した『2020年問題』と、
それに関連する事項について少し取り上げていきたいと思います。
見たくない現実の1つ目
それが人口問題です。
先日、政府は、
『50年後(2060年代)も人口1億人を維持する』という長期目標を掲げました。
現在の人口がおよそ1億2,000万人ですから、
1億人を維持するといってもピンとこないかもしれません。
しかし、現在の日本は4人に1人が高齢者という超高齢化社会に加えて、
出生率もわずか1.43%、昨年の出生数は過去最少を更新しました。
つまり、このまま有効な手立てを打つことができなければ、
人口はどんどん減少してしまいます。
このままでは2060年に約8,600万人まで人口が減るという見通しもあります。
しかも日本では、人口減少ともに、高齢化も猛スピードで加速していきます。
最も悲観的なシナリオでは、2055年度には年金受給額が現役時代の収入の39%になり、
積立金も枯渇するというものです。
こうした事態に危機感をもった政府が、
50年後も人口1億人を維持するという数値の目標を掲げたのです。
そして、2020年ごろに、出生率上昇の兆しが見えなければ、
50年後の目標達成も危ういというのです。
見たくない現実の2つ目
財政問題です。
特に我々の生活に直結するものは、年金問題です。
何故?2020年から団塊の世代が総じて65歳をオーバーしてきて年金受給者が爆増するからです。
政府は2020年までにプライマリーバランスを黒字化すると宣言しています。
プライマリーバランスを黒字化するとは、
政府の収入から支出を差し引いた額を黒字にするということです。
このプライマリーバランスが、今、大幅な赤字となっているのです。
赤字のままでは、国を運営することができないので、
この赤字分は国債を発行することで賄っています。
ただ、この国債にも大きなリスクが忍び寄っています。
国債の魅力を高めるために金利を引き上げる必要性がもうすぐそこまで来ています。
つまり、金利上昇リスクが高まるということです。
2020年は東京オリンピック開催年にあたり、
これからの6年間は景気も上向き、明るい話題ばかりに注目が集まりますが、
その水面下では、
『人口減少』と『金利上昇』という
大きな問題がうごめいているのです。
さて、上記の点を踏まえながら、
これから我々はどのようにして自らの生活、家族の生活を守っていけばよいか?
そこで、1つの考え方として広く浸透している不動産投資についてフォーカスして考えた結果、
次の2点が重要と考えられます。
1 日本中から人が集まり、賃貸需要の安定した東京23区に投資すること
2 金利上昇に備えて、過度な借金はしないこと。 そして、繰り上げ返済を前提とした投資を行うこと。
不動産投資は、長期にわたって家賃収入を得ることが目的です。
そして、安定して家賃収入を得るためには、
賃貸需要の安定した立地の不動産であることが条件です。
これから、人口が減っていくエリアで投資をしても、
将来空室が長期化していくことが目に見えています
人口減少は、国が人口維持を数値目標に定めるほど、差し迫った問題です。
しかも、最近では、
地方から大都市圏への人口流入や少子化が止まらなければ、
全国約1,800の市区町村の約半数の896自治体が
将来消滅するという衝撃的なレポートまであります。
これは極端な事例かもしれませんが
有効な手を打てなければ、地方で人口減少が進んでいくことは避けられそうにありません。
だからこそ、不動産投資で長期安定収入を得るためには、
地方ではなく、人の集まる東京の不動産に投資をすることが欠かせません。
また、借金についても慎重に考える必要があります。
いつ金利が上昇するかわからない状況では、
身の丈を超えるような借金をしてしまうと不動産経営が破たんしかねません。
1棟アパートを何千万円、何億円のローンを組んで購入して、
金利が上昇してしまうと、途端に返済が苦しくなります。
多額の借金をしているなか、繰り上げ返済するといっても、
100万円程度の繰り上げ返済では、焼け石に水です。
それが、地方の1棟アパートの場合、
金利上昇リスクに加えて、
人口減少に伴う空室リスクも高くなります。
入居者がいなければ、
そのローン返済はあなた自身で行う必要があります。
代わりに払ってくれる人は誰もいません。
こうした状況で、地方の1棟アパートに投資をすると
致命的な状況に陥りかねません。
私の持論としては、
・賃貸需要の安定したエリアでの不動産投資を心がける
・そして、過度な借金をしない、借金をしても繰り上げ返済すること、
この2つをぜひこれからの不動産投資の指針にして頂ければと思います。
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有難うございました。