人工知能「AI」がもたらす近未来について
以前に座学で「第6感を極めるには・・・・」という内容の中で人工知能(AI)について触れました。
今日はその現状というか・・既にここまで来ているという内容を皆さんと共有しておきたいと思います。
人工知能「AI」は、我々の生活圏のもうすぐそこまで来ているという事実です。
特にネット関連に携わるWebデザイナーの方々には、軽く衝撃的な内容です。
あなたは、こちらの「The Grid」というサービスを知っていますか?
→ http://smail3.os7.biz/l/00WAPf/LCQ4uEvw/
Webサイトの制作をデザインからコーディングまで人工知能がやってしまうというサービスです。
作成するサイトの目的や目標とともに素材となる画像と文章を、The Gridに送ります。
そうすると、依頼時の目標に合わせてものの数分でWebサイトが出来上がってしまうというサービスです。
投資家も注目しており、5.5億円ほどの資金調達に既に成功していると聞いています。
2015年の5月頃をサービスの開始予定としており、月額25ドルだそうです。
(今なら年払いすることで、ひと月あたり8ドルで利用できるようになる模様)
The Gridが台頭してくると、今までWebデザイナーがやっていたことが人工知能(AI)に置き換わってしまうということになります。
当然、現状は人間がデザインしたものにはまだまだ及ばない部分も存在すると思います。
直ぐに人間にとって代わるという事はまだないと思います。
ただし、サービスが普及すればクオリティーはぐんぐん上がって行くでしょう。
ちょうど10年くらい前にWeb翻訳が出てきたころを思い出してみて下さい。
翻訳は直訳で、本当に伝えたい内容とは程遠い文に変換されたりと・・・
でも最近のWeb翻訳は結構使えるようになりましたよね。
この様に、Webデザインも一気に全てが置き換わることにはならないと思います。
人間のつくったものがいいという人もいるでしょう。
見た目がよくても、使いにくかったら意味ないわけですし。
でも、今までデザイナーに頼んでいたサイト作成の一部は人工知能に流れることは必至です。
となると、今よりももっと価格破壊が起こることになり、デザイナーにとってはますます大変になることが予想されます。
重要なことは、これなら大丈夫だと思っていたことが、実はそうではなかったということが起こるという現実を直視することです。
最先端の花形業種であるWebデザイナーという職種でさえ、「大丈夫」ということは言えないのです。
とどまるのではなくて常に成長、進化していくこと。
自転車のように、止まって安定しようとすると逆に不安定になってしまう。
変わらないことが安定なのではなく、何かとチャレンジしていくことが安定につながる。
このスタンスが、これからを生き抜く上で非常に重要なのではないかと感じる年明けです。
有難うございました。