世界のお金の流れ・潮流(金本位制の復活!?)
今日は世界のお金の動き、世界の潮流についての続きを、私の見解も織り交ぜながらお話したいと思います。
皆さんは、「金本位制」という言葉を知っていますか?
恐らく社会の授業などで言葉の意味くらいは習ったかと思いますが、おさらいとしては、
金を通貨価値の基準とする制度。
中央銀行が、発行した紙幣と同額の金を常時保管し、金と紙幣との兌換を保証するというもの。
1816年に、英国が1ポンドの金貨鋳造をはじめたのが金本位制のはじまりだと言われている。
日本では、1897年に明治政府が金本位制を採用。
1929年からの大恐慌が主因で主要各国は金本位制を離脱し始め、金の保有量とは関係なく通貨を発行する、管理通貨制度へと移行。
今、世界の動向としてはこの「金」を国策として買い集めています。
これは何を意味しているのか?
すなわち、世界の各国はまた近いうちにこの「金本位制」が復活することを視野に入れているのだと考えられます。
そしてそれは・・・・
アメリカ主導権の衰退 を意味します。
今アメリカには8133.5トンの金があると言われています。
ただ、最近こんなエピソードがあり、世界各国はアメリカの金保有量について疑心暗鬼になっていると聞きます。
そのエピソードですが、
2013年2月、ドイツ連銀が、アメリカとフランスに保管している分の674トンを、本国のドイツに戻して管理する意向を示したのです。
この674トンのうち約300トンは、米・連邦準備制度理事会に預けてあるのですが、返却に際して行うドイツの監査を米・連邦準備制度理事会は拒否したのです。
その代わりに米・連邦準備制度理事会が出してきたのは、今後7年間で、預かっているすべての金をドイツに返還するという「分割引き渡し計画書」でした。
つまり、
米・連邦準備制度理事会が預かっているドイツの分、300トンを一括で返還することができない何らかの事情があったのです。
そして世界は「アメリカにはもう金はないのかもしれない」と疑り始めたのです。
実際に中国は、今や金の生産高では世界一ですが、5000トンからさらに7000トンへと金を世界中から買い集めようとしています。世界基軸通貨を狙っています。
ロシアは、さらにプーチンの指導の下、米ドルとの決別を国策として据えています。
世界は近い将来何が起こると思い、どんな事態に備えているのでしょうか?
皆さん、お分かりですね?
そうです!
金本位制度の復活と、それに伴う「米ドルの崩壊」です。
今までの「米ドル最強通貨」が終焉を迎えようとしているのかもしれません。
そして、リーマンショックとは比べ物にならない国際経済への「激震」が起こる可能性が否めないということです。
因みにアメリカ経済の3分の1と言われる日本ですが、その日本の金保有率は僅か765.2トンで10分の1以下です。
万が一金本位制度が復活しても、現在出回っている日本円の担保となるべき「金」が絶対的に不足しており、円の暴落は免れません。
そのような状況の中で、どのように生きていけばよいか?
その選択肢として、前回申し上げたよな海外への資産退避があげられます。
ただし、気を付けて下さい。すでに皆さんのお金の流れは把握されています。
もし、海外への資産退避についてもう少し詳しく知りたいという方いらっしゃいましたら、ご連絡ください。