中国に覇権が移る日について
皆さん、こんにちは。
私は歴史が好きで、よく古代ローマ史や日本の戦国時代、幕末時代、第二次大戦までの世界動向など本などを読んだりしています。
最近感じるのですが、どんなに文明が発展しても、人間はある周期で同じような歴史を繰り返しているようです。
例えば今回の「AIIBで英国が中国に寝返り、米国陣営総崩れ」などは、日本史で有名なあの関ヶ原の合戦に似てますよね。
どこが?と言いますと、関ヶ原の合戦というものを思い出してみて下さい。
関ヶ原の合戦は毛利率いる西軍(真の大将は石田三成)と徳川家康率いる東軍、10万人対10万人の大合戦でした。
勝敗を分けた出来事として、西軍の五大老でもあった小早川秀明が、土壇場で家康側の東軍に寝返ったことで西軍が総崩れとなり、
東軍に敗れ、その後覇権が豊臣家から徳川家に移っていきました。
今回AIIBに関していえば、西軍が米国で東軍が中国のようなものです。
そして土壇場で寝返った小早川秀明が英国です。
3月12日、英国は、中国主導で設立する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加することを表明しました。
米国が同盟国として最も信頼する英国が、経済的な実利を狙ってAIIBに加わったのです。この意味の大きさ。
それをきっかけに、ドイツ、フランス、イタリアなどが雪崩を打ってAIIB陣営に加わることになりました。
これによって、中国の政治・経済的なプレゼンスは一段と高まるでしょう。
今までの米国一極体制が脆くも崩れ始めた歴史的事象です。
中国にすり寄るスタンスが決定的になったのが、今回の英国のAIIB参加表明。
米国は、英国の行動に強い不快感を示し明確に批判しました。
英国の実利を追求する行動は、米国サイドから見ると、
あの関ヶ原の合戦で西軍の小早川秀秋が徳川方に寝返ったことのように感じるかもしれません。
この流れを私たちもよくよく吟味して、自分や家族、一族がどう生き残っていけばよいか考えなければならないかもしれません。
有難うございました。